Jambon du Kintoa:ジャンボン・ドゥ・キントア 18ヶ月熟成
Porc du KINTOA issue de porc BASQUE:バスク種キントア豚
このバスク豚の保護を目的に1990年、バスク豚協会が設置され、バスク種の豚から作られる商品の改善や技術向上
を図ってきました。
数々の精力的な活動の結果、現在では協会に属する農家は76名にのぼります。
商品の独自性や地域らしさ、受け継がれたノウハウ、限定地区で飼育された地豚であること、その歴史などを保証し
詐称や偽造品からの保護にも有効であるとしてAOC認定への働きかけも行ってきました。
これらの長い歴史を鑑みて、バスク豚協会は
Pie noir du Pays basque:ピー・ノワール・デュ・ペイ・バスク、通称バスク豚に
KINTOA:キントアの名を与えました。
そして公式に
2016年 Porc du Kintoa(精肉)、Jambon du Kintoa(生ハム)の原産地呼称統制、AOC
2017年 Porc du Kintoa(精肉)のEU基準、l'AOP
2019年 Jambon du Kintoa(生ハム)のEU基準、l'AOP
を取得するに至っています。
ちなみに、Kintoa:キントアとはバスク語で”キントを払う国”という意味で、かつてこの地で農家を営んでいた人々が
豚を放牧する際に、山への入山料として群れの5番目の豚を王様へ税金として収めていました。
これをフランス語でle doit de quint、スペイン語でquintaと表現し、キントを払う国(キントア)と呼ばれていた事
に由来します。
絶滅の危機から復活した、純血100%のバスク黒豚(キントア)の生ハム
甘い脂のサシがたっぷり入り、甘味と塩味が交互に入れ替わるように変化し、ナッツの香りやチーズのような熟成香が
余韻として残るなど、まさに高級ハムならではの楽しみ方ができると思います。
trotté au piment:ピメント・バスク
ハムの表面に見えるオレンジ色の部分は、バスク地方の特産である、trotté au piment:ピメント・バスクが
塗布されています。唐辛子、ではあるのですが、辛さよりもむしろ香りの良さや旨味が特徴的です。
薄いハムの味わいに微妙な奥深さを与えてくれています。
現代的にスライサーで薄くスライス
フランスのハムでもかなりデリケートで繊細な味わいや余韻が楽しめるタイプ
ですので、現代イタリアのスタイル同様、ピアッティでもこれまで培ってきた経験をもとにスライサーにてスライス
する事としております。
1枚1枚、ご注文を頂いてからお届けご希望時に合わせて出荷する日にスライスいたします。
包装状態が選べます
【フレッシュネスパック】:お届け時より2,3日以内にお召し上がりになれる場合にお勧め
※内側にアルミを貼り付けた鮮度保持に優れたイタリア製のパックです。
お早目のお召し上がりをお勧めいたしますが、薄切りが可能ですので
「切りたてならではの風味が楽しめる」というメリットがあります。
【真空パック】:ご多忙、ご不在がちで何時お召し上がりになるか不明の場合にお勧め
※真空パックする事で酸化の影響を遅らせる事が出来、日持ちがします。
密着するために剥がし辛くなるため、簡易包装タイプより若干厚みがあります。
品名 | ジャンボン・ドゥ・キントア 18ヶ月熟成 |
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名称 | 生ハム |
原材料 | 豚もも肉、塩 | 内容量 | 50g、100g |
賞味期限 | 期日は個別表記 |
保存方法 | 冷蔵(5℃以下)にて保存し、開封後はお早目にお召し上がり下さい |
原産国 | フランス |
栄養成分表示【100gあたり】
熱量 | 285 Kcal |
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たんぱく質 | 26.0 g |
脂質 | 20.0 g |
炭水化物 | 0.0 g |
食塩相当量 | 5.4 g |
Pierre OTEIZA:ピエール・オテイザ社
ピエール・オテイザ社はフランス南西部、Basque:バスク地方の美しいAldudes:アルデュード渓谷にある
小さな山村に位置する、豚の飼育から生産までを行うシャルキュティエ(肉の加工職人)として1987年に創業しました。
地元の豚の品種で、当時絶滅の危機にさらされていたle porc pie noir du pays Basque 、つまりバスク豚を復活させる
事に意欲を燃やします。
1990年 数名の熱意に燃える農家と共にLe porc basque en Vallée des Aldudes (アルデュード渓谷
バスク豚協会)を立ち上げるなど精力的に働き、2008年8月 日本向けの輸出許可を所得。それにより、豚肉の日本への
輸出が可能になりました。
また、2010年にはピエール・オテイザ社とバスク豚協会はAOC 所得への更なる働きかけとして、キントアの生ハムと
精肉のロゴマークに王冠を付け加えました。
続いて、2016年8月17日、2つの原産地呼称統制(AOC)、Kintoa AOC (精肉)と Jambon du Kintoa AOC (生ハム)
を正式に取得しました。
そしてついに2019年1月、Jambon du Kintoa(生ハム)もAOPを取得するに至っています。
こうしたバスク豚復興への貢献により、氏は2006年にレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受賞しています。
※以上輸入元資料より