イタリア買付道中記 2004
イタリア買付道中記 2004 その4
今回の旅では、前回の買い付けで苦労した部分を少しでも改善しようという壮大な試みが
随所にちりばめられています。
っというほどでもありませんが(^^;
携帯電話を買いました。
日本の携帯電話も現地で使えますが、現地で話す分にはやっぱり現地の携帯電話を使ったほうが
電話料金が安くて済みます。
っと言っては見たものの本体価格が結構高くて、私の場合、安いのを買ったつもりですが
それでも100ユーロ位しましたので立派なお値段です。
この価格の差を埋めるほど電話するのか?
という素朴な疑問に答えられるほど考えて買ったわけでもないです(笑)
って言うか、
・ 現地でころころ変わっていく(だろう)予定に対して、
連絡をとるのに公衆電話を探し回るのがいやだったから。
あるいは、
・ 去年の5月1日(プリモ・マッジョ)にカターニアの駅の公衆電話で
10分おきに応答の無い番号にかけるのが虚しかったから。
というのが本音だったりします。
で、ローマっ子のシモーナに頼んで先に買ってもらい、
登録をして電話番号をもらうところまでやってもらいました。
「どこの電話会社でどの料金プランにする?」 って聞かれても 、
「?????。。。まぁとにかく何でもいいよ」 というしかないわけですが、結構まじめな彼女は 、
「いろいろあるわよ~!お得なやつにしないとねぇ!」
「。。。まぁとにかく何でもいいよ(^^;」 と繰り返す私。
国が違っても似たようなやりとりがあるもんです。
で、とにかく手に入れて電話がかけられる事になって喜んだはいいけれど、
5ユーロ分しかかけられませんでした。
700円程度ですから、すぐなくなってしまうわけです。
イタリアではスクラッチカードのようなプリペイドカードを買って、
問い合わせ先番号に電話して、
音声応答に対して(1とか2とか押します) 削って出てきた番号を打ち込むと、
カード分の金額がチャージされる仕組です。
このカードを“ricarica:リ・カリカ”といいます。
こっれがまた!
25ユーロ分買っても手数料が5ユーロも取られて、実際にかけれらるのは
20ユーロ分になってしまいます。
5ユーロっていえば700円位ですからオドロキですねぇ。。。
ちゃっかりビジネスです。
で、
こっれがまた!
結構早く無くなるんです。
どう考えても公衆電話よりも料金が高いようですが、
これはいわゆる料金プランによるのでしょうから何とも言えません。。。
っというわけであっというまに無くなるので、これをチャージしないといけない訳です。
すぐに。で、
こっれがまた!
応答メッセージが何言ってんだかさっぱりワカラナイという始末。
私の個人的な語学力の問題といってしまえばそれまでですが、
“リ・カリカ”という言葉が名詞だったり動詞だったりするのか、
私にはこの応答メッセージが、まるで、
「リ・カリカを使ってリ・カリカして下さい。リ・カリカするためには
○×△に電話するとリ・カリカ用の番号がありますから、
これを押してリ・カリカするとリ・カリカできます。グラッツェ。」
という風に解析されています。(いえいえ、想像ですが)
で、
こっれがまた!
喋る言葉が早いので、
「リカリカリカリカリカリカリカリカリカリ・・・・グラッツェ。」
って聞こえてしまって、何をカリカリ言ってんだか?!って感じなわけです(^^;
いったん耳につくとまじめに聞こうという姿勢が無くなってしまい、ある意味、
不可思議な世界に飛び込んだようなものです。
とにかく、良くはわかりませんがなんだか言っているので、
“1” とか押して、 “スクラッチして出てきた16桁だかの番号”を打ち込むと
どうにかチャージされたようです。
まぁ、私にしてみれば短期間の滞在で話す道具として機能してくれればそれでいいので、
この先に理解が進むことはおそらく無いかと思っているのです。
一度、やってみてください。機会があればですが・・・
カリカリ、言ってますから。
続く。