Passata:驚異の裏ごしトマト
まずはスプーンですくってひとなめしてみて下さい。
きっとこのトマトの凄さが分かって頂けるはずです。
玉ねぎ云々、必要ありません。
コトコト煮詰める、必要ありません。
たっぷりのオリーブオイルとにんにく、そして乾燥オレガノ、それだけ。
ごくごくシンプルな手順で楽しんで下さい。
本物の凄さが伝わる裏ごしトマト(トマトピューレ)です。
エトナ山の裏ごしトマト
肉の臭みを抑えつつ旨味を引き出すような 魅力がありますので、ragu'(ラグー:ミートソース)などで
お使いになると、1ランク上の味を楽しんでいただけると思います。
また、ソテーした肉にこの裏ごしを加えて軽く温めるだけで、とても美味しいソースの完成です。
品名 | エトナ山の裏ごしトマト |
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名称 | トマトピューレ |
原材料 | トマト、バジリコ、塩 |
内容量 | 280g |
賞味期限 | 期日は個別表記 |
保存方法 | 直射日光を避け、冷暗所に保管して下さい |
原産国 | イタリア(シチリア州) |
栄養成分表示【100gあたり】
熱量 | 26 Kcal |
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たんぱく質 | 1.2 g |
脂質 | 0.2 g |
炭水化物 | 4.5 g |
食塩相当量 | 0.1 g |
シチリアのトマトとの出逢い、シチリアに暮らしてみて
暑いと感じ始めると何故か無性にトマトが食べたくなりませんか?
トマトソースはその中でもポピュラーで、私自身、幼少の頃から特に意識もせずに食べることが出来るごくごく
普通のレシピというか、そんな位置づけのものでした。
段々と食に興味が出始め、イタリア産を使おうと、身近で手に入るいわゆるトマトの水煮缶やピューレもしくは
旬のフレッシュなもの等々、あれこれと試す事も楽しみのひとつ。
また"コク"を出すために玉ねぎをじっくり炒めて云々も一つの楽しみの手順ではありました。
トマトソースってそんなものかなと思っていたし、ある程度の満足もあったのです。
ところがです。
シチリアで暮らしてみて一番衝撃的だったのがトマトソースでした。
どうみても玉ねぎなんて入っていないシンプル極まりない見た目ですし、大きいものであれ、小さいものであれ
ごくごく普通に切って火を入れてあとはオリーブオイルとニンニク、それと少しのオレガノ程度。
シチリアのお母さんが作ってくれる、いつもの、という位置づけのトマトソースがどうしてこんなに違うのか・・・
そりゃぁ、お母さんの愛情が入っていることはもちろんですが、やっぱり素材が違うんだわなぁ、でも、水煮缶や
ピューレもイタリア製のものはずっと昔から日本で容易に入手できていたわけだし
・・・・どうしてこんなに違うのか・・・
その感動的な美味しさは私をシチリアに釘付けにする大きな要因だったことは言うまでもありません。
やっぱり素材の質なんだ、そしてそれを裏付ける気候風土等の環境が背にあることなんだ、という当たり前の結果
に辿り着いてしまいました。
その後、シチリアのドライトマトで起業することになったわけですが、以来付き合い始めた生産者、フィリッポと
言葉を重ね、試行錯誤を重ねて現在のPassata:パッサータ(裏ごしトマト、トマトピューレ)に辿り着きました。
たとえトマトの本場シチリアにあっても量産品ではトマトジュースを用いることもあります。
適切な季節にきちんと熟したトマトだけを使う事は、あえて気にかけていかなければいけないもので、
意外と難しいものなのです。
味の良さを求めた分、コストもかかりますが、見た目はただのトマトピューレですし、特に目新しく映るものでも
ないですしね。
でも、この商品はいつ食べても深い納得感がある出来栄えだと、そう思います。
なんというか、全然違うんですねぇ。
価格も全然違うんですが、こういうもので作るとホント素材勝負って感じがズバッとわかる気がします。
ジュースを使わずにトマトの果肉だけを裏ごしした、これが本当のPassata:パッサータ(裏ごし)です。
※夏場の完熟トマトだけに限定し、年に一度だけの入荷となります。