イタリア買付道中記 2003
イタリア買付道中記 2003 その13
ローマに着いたのは定刻より1時間遅れ。出発が2時間以上送れた上に、途中の予期せぬ乗換。
なのに1時間遅れとはどうしたことでしょう??
イタリアではバスの運転手がF1ドライバーの如く飛ばしたりするのですが、鉄道の車掌も飛ばすのでしょうかと考えたり
考えなかったり。。。考えたって、ねぇ。
駅のホームには友人のシモーナが出迎えに来てくれていました。
日本好きの彼女とは、以前留学で来日していた際に知り合って以来、
私のカミサンの良きメル友になってくれていたのでした。
初めての買い付けという事で、いろいろ大変だろうと彼女の地元ローマでの案内役をかって出てくれたのです。
ローマでは食材のセレクトショップや雑貨、本が見れるといいなと思っていたので、それだけをお願いする事に
していました。
「ホテルはもう予約してあるから大丈夫!」
などと大見栄切ったのが間違いでした(^^;
・予約していた部屋が取れていない(^^;;
・急きょ用意された部屋はほこりだらけの納戸のような部屋(^^;;;
・あわてて消毒したようで、便所の消毒液のようなにおいの部屋(^^;;;;
・当然、部屋にトイレもシャワーも無く、共用トイレの奥にあるシャワーブースを使う羽目に。。。(滝汗)
ローマ市内の2つ星ホテルでは、他の地方都市とは勝手が違うという事は知っていましたが、
これほどスゴイのは初めてでした。
なんというか、自分が家畜になったような。。。
あんまり、ホテル代をケチるのも宜しくないなぁと反省したりして。
というわけで、なるべくホテルに居たくない理由から、ひたすら歩き続けたのです。
気を遣ってくれたのでしょう、シモーナはローマの街中を流れるテベレ川沿いの散歩を勧めてくれました。
夜の灯り。
ライトアップされた建物、橋、映る川面。
川沿いに走るクルマの赤いテールランプ。
立寄ったジェラート屋もバツグンに美味い!
そんなわけで少し気分が和らいだようでした。短い滞在期間でも、気分転換って必要だなぁなんてしみじみ思いました。
「明日からは気分を入れ替えてまたがんばろう!」
そう思ってホテルに戻りました。
やっぱり臭くて狭い部屋。鼻をつまみつつシャワーを浴びて寝付いたのは夜中の2時をまわっていたようでした。
続く。