Gianduiotti:ジャンドゥイオッティ
ピエモンテ州トリノの名産品として有名なヘーゼルナッツを練りこんだチョコレート。
三角屋根の形が特徴で、トリノの街のお菓子屋さんでよく目にします。
■その名前の由来■
ピエモンテの仮面劇に出てくる登場人物として有名な男の子、Gianduja:ジャンドゥヤにちなみ
彼の被る帽子の形 (三角屋根のかたち)に似せて作ったのがGianduiottiの起源だそうです。
同じく有名な登場人物、Giacometta:ジャコメッタは彼に寄り添っていた愛らしい女性でそばかすが
チャームポイントです。
■Nocciola Piemonte:ピエモンテ産ヘーゼルナッツ■
チョコレートは、カカオから取り出したburro di cacao:カカオバターにcacao in pasto:カカオペースト
を混ぜて作るわけですが、1865年に原料のカカオが入手困難となる政策がとられたために、大幅な原料不足
となりました。
この時白羽の矢がたったのがPiemonte:ピエモンテ特産のnocciola:ヘーゼルナッツだったのです。
これを細かく挽いて混ぜ合わせて作ったのがジャンドゥイオッティの始まりと言われています。
Gianduiotti Oro(fatti a mano):ジャンドゥイオッティ・オロ(手ごね)
Fatti a mano(手ごね)とは、作る工程において機械を使わず手でこねたタイプで、同じ材料で作ったとは思えない
ねっとりとした濃厚な舌ざわりになります。
成形もヘラを使って手で行われています。
また、oro:オロとはトリノの大切な宝物を包む紙の色、金色を指し示しています。
職人技が作り出す"手ごね"タイプはまさに「フラッグシップ」として、その名を冠するにふさわしい出来栄えです。
濃厚でねっとりとした舌ざわりと深く残る素晴らしい余韻は、小さな一粒でも十分な満足感が
得られます。
トリノに数多くあるジャンドゥイオッティの中でも他の店にはなかなか無いタイプです。
2012年のInternational Chocolate Awardsのジャンドゥイオッティ部門において、見事、金賞を受賞いたしました。
配送について
この商品そのものは冷蔵品ではありませんが、気温の高い時期は
配送中の車内温度がかなり上昇すると予想されますので、季節によっては商品の品質を守るため
【クール冷蔵便】にてのお届けとなります。
品名 | ジャンドゥイオッティ・オロ(手ごね) |
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名称 | チョコレート菓子 |
原材料 | 砂糖、ヘーゼルナッツ、カカオペースト、カカオバター、レシチン(大豆由来)、バニラ |
特定原材料等 | ヘーゼルナッツ、大豆 |
内容量 | 約12g |
賞味期限 | 期日は個別表記 |
保存方法 | 直射日光・高温多湿を避け、冷暗所(20℃以下)で保存 |
原産国 | イタリア(ピエモンテ州) |
栄養成分表示【100gあたり】
熱量 | 533 Kcal |
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たんぱく質 | 6.6 g |
脂質 | 32 g |
炭水化物 | 51 g |
食塩相当量 | 0.02 g |
生産者について
1897年創業の老舗チョコレート屋として、地元で愛されるA.Giordano:ア・ジョルダーノは、Piemonte:ピエモンテ州 Leini:レイニに工房を持つ生産者です。
ピエモンテ産の上質なnocciola:ヘーゼルナッツを使い、古くから伝わる門外不出のレシピ をもとに作り出すGianduiotti:ジャンドゥイオッティは秀逸で、特にfatti a manoと称する"手ごね"によるペースト作り、そしてへら使いによる成型技術等、往時から連綿と引き継がれた熟練した技により作られ続ける品々は、 味にこだわる人々の心を捉え続けているのです。
小さな一粒ですが、エスプレッソと共に頂いた際の満足感は大きく、記憶に残る味わいです。
本国イタリアでは味に定評があるとしてトリノ商工会議所とスローフード協会による「Maestro del Gusto:マエストロ・デル・グスト」に2006、2008、2010、2012、2022年に選定された実力派です。