イン・フォリエ・ディ・カスターニョ
伝統を守るだけでなく、革新的な商品開発にも熱心なオッチェッリ氏の意欲作。
牛乳と羊乳の混乳で作ったチーズを長期熟成(18~24ヶ月)させ、その後、栗の葉で回りを包み、
さらに熟成させています。
凝縮感のある旨味が特徴で、栗の葉によるほろ苦さも魅力の一つです。
口の中に余韻が広がり、しっかり目の赤ワインや黒ビールとの相性も抜群です。
お召し上がりの前に
本品は栗の葉で包まれています。
取り外してお召し上がりください。
重量および金額についてのご注意
記載しております価格は、120gあたりの金額となります。
約120gになるようカットしておりますが、多少前後致しますので、実際の重量に従って再計算しての
ご請求となります。
品名 | イン・フォリエ・ディ・カスターニョ |
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種類別 | ナチュラルチーズ |
原材料 | 生めん羊乳、生乳、食塩 |
特定原材料等 | 乳 |
内容量 | 約120g |
賞味期限 | 期日は個別表記 |
保存方法 | 要冷蔵(5℃以下) |
原産国 | イタリア(ピエモンテ州) |
栄養成分表示【100gあたり】
熱量 | 433 Kcal |
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たんぱく質 | 25 g |
脂質 | 35 g |
炭水化物 | 0.0 g |
食塩相当量 | 1.4 g |
生産者について
オッチェッリ氏の工房はピエモンテ州クーネオ県のアルプス山脈の西の峰に位置し、標高が高く渓谷も多い地方で
夏は過ごしやすい反面、冬の寒さが非常に厳しいところです。
気候的な要因もあり、バターやチーズといった乳製品を使った料理が主流で、寒い冬の栄養源とするため、
日持ちがするよう工夫された食材も多くあります。
かつて、山がちな地域では、山一つ隔てていると言葉も家庭料理もすべて異なると言われており、家庭で作られる
チーズも異なっていました。
オッチェッリ氏は1970年代に事業をスタートしました。70年~80年代というと、世界中を席巻していたファストフード
への危機感からスローフードが叫ばれるようになった時代で、スローフード協会が設立されたのもほぼ同時期です。
オッチェッリ氏もチーズを作り始めた時から、地方保食文化の伝統が消えて行くことに危機感を抱いていました。
そこで彼は、昔から家庭でチーズを作っている地元の老人達を集め、各家庭に受け継がれてきた各々のチーズを
昔ながらの製法で作ってもらい、そのレシピを書き留めました。
そのレシピが現在のオッチェッリ氏の商品の製法の元となっています。
彼が何よりも大事にするのは、原料となるミルクのクオリティです。
良いブドウなしには良いワインができないのと同様、良いミルクなしには良いチーズも生まれないと考えていました。
オッチェッリ氏のチーズの元となるミルクを出す牛は、アルプスの山麓で草原に生える草(その数100種類以上)を食べ
自然に近い形で飼育されています。
牛 が食べる草は季節ごとに違うため、ミルクの味も変化します。
ゆえに、四季折々で風味が異なる最終製品ができるのも魅力の一つです。
また、牛・羊に加え、2009年から山羊の飼育もスタートし、山羊専用の牧舎を設けストレスフリーの状態で飼育。
素材を第一に考えるオッチェッリ氏ですが、伝統に基づくものだけでなく、彼ならではのアレンジを加えた革新的な
ものを作り出しています。