Pie noir du Pays basque:バスク豚
Pie noir du Pays basque:ピー・ノワール・デュ・ペイ・バスクと呼ばれるバスク豚は、フランスに存在する6つの地種豚のひとつです(他に、ガスコン豚、リムーザン豚、ヌストラル・コルス豚、西部ホワイト豚、バイヨー豚)。
かつてはペイ・バスクとピレネー、一部のベアルヌ、オートピレネーでもバスク豚は生息していました。
しかし1981年には山村で農業を営むほんの一握りの農家でしか飼育しておらず、農業省がこの品種を保護するためのプログラムを組みました。
バスク豚の特徴は、黒と白の2色の模様です。頭とお尻、鼻まで届く長い耳は黒色です。
そして山の中の森林で綺麗な空気を吸い、天候の悪いときは木製の小屋でシダの葉で覆った屋根の家の中で体を休めます。
食べ物は主に草と栗、どんぐり、ブナの実(9月から初雪まで)など季節ごとの実ですが、AOC(Appellation d'Origine Contrôlée、原産地呼称統制)の仕様書で決められた通り、バスク豚の生息地から収穫したものを70%以上使用した穀物(遺伝子組み換えでない)をとり、栄養バランスを保っています。
Porc du KINTOA issue de porc BASQUE:バスク種キントア豚へ
このバスク豚の保護を目的に1990年、バスク豚協会が設置され、バスク種の豚から作られる商品の改善や技術向上を図ってきました。
数々の精力的な活動の結果、現在では協会に属する農家は76名にのぼります。
商品の独自性や地域らしさ、受け継がれたノウハウ、限定地区で飼育された地豚であること、その歴史などを保証し、詐称や偽造品からの保護にも有効であるとしてAOC認定への働きかけも行ってきました。
これらの長い歴史を鑑みて、バスク豚協会はPie noir du Pays basque:ピー・ノワール・デュ・ペイ・バスク、通称バスク豚にKINTOA:キントアの名を与えました。
そして公式に
2016年 Porc du Kintoa(精肉)、Jambon du Kintoa(生ハム)の原産地呼称統制、AOC
2017年 Porc du Kintoa(精肉)のEU基準、l'AOP
2019年 Jambon du Kintoa(生ハム)のEU基準、l'AOP
を取得するに至っています。
ちなみに、Kintoa:キントアとはバスク語で”キントを払う国”という意味で、かつてこの地で農家を営んでいた人々が、豚を放牧する際に、山への入山料として群れの5番目の豚を王様へ税金として収めていました。これをフランス語でle doit de quint、スペイン語でquintaと表現し、キントを払う国(キントア)と呼ばれていた事に由来します。
※以上、輸入元資料より
Saucisson des Aldudes:ソシソン・アルデュード
Aldudes:アルデュード渓谷共同熟成庫で製造しており、自然が作り出すメゾンの味はこの地でしか出来ません。
ソシソン・アルデュードは少し太め(直径、約3~4cm程度)の腸詰めで少ししっとりした肉質です。
胡椒がピリッと効いていて食べやすさの中にアクセントがあり満足感の高いタイプです。
美味しく召し上がるために
冷蔵庫から出して1~2時間ほど常温に安置することで本来の風味が戻り、より美味しく召し上がれます。
表面についている白い粉(米粉、乾燥を防ぐため)と腸詰めの皮ごとそのままスライスしてお召し上がりください。
なお、酵母などの微生物が生きているため、緑色の自然のカビが生えることがありますが、キッチンペーパーなどで拭き取ってお召し上がりいただけます。
冷蔵庫に入れる際は、保存袋やタッパーなどに入れて冷風が直接当たらないようにしていただきますと乾燥が進まずにすみます。(そのまま入れてしまうと乾燥が進んで固くなって切りづらいので)
因みに、うっかり忘れてしまって固くなってしまったものは、スープや煮込みに使うと大変美味なダシとしてお使いいただけますのでご利用ください。
重量および金額についてのご注意
記載しております価格は、300gあたりの金額となります。
重量は多少前後致しますので、実際の重量に従って再計算してのご請求となります。