シチリア・トラパニ地方、伝統の手打ちパスタを再現
シチリアの西、Trapani:トラーパニで良く見られる電話線(今や伝わりにくいかもしれませんが)様の”ねじねじ”の
パスタで、アーモンドをふんだんに入れたペスト・トラパネーゼ、ピスタチオと小海老やツナ、イワシとフェンネル
といったシチリアの伝統的なソースと良く合います。
上質なセモリナ粉を使い、確かな技術でもって乾燥させることで、昔ながらの手打ちを思い起こさせる仕上がりです。
〈以下、輸入元資料より〉
シチリア島のトラパニ地方郷土パスタといえば手打ちのBusiate:ブジアーテだ。
Cous cous:クスクスもパスタと言えばパスタだが、何と言っても手打ちのブジアーテに勝るものはない。
Busa:ブーサという葦の一種を使ってくるくると螺旋状に形作るパスタは、まさにマンマ料理、ノンナ料理の真骨頂だ。
だが、このブジアーテ、忙しいこの時代は、家庭で作ることも少なくなったのか、かなり乾麺を見かけるようになった。
試しにいくつか試してみたが、どういうわけか、しっかり茹でなきゃボソボソ、しっかり茹でればバラバラという
出来損ないばかりだった。
一方、このジャカローネ兄弟のブジアーテは倒的に食感が良い。
初めて食べたのはマルサラのワイナリーでのランチだったが、一番難しい古代小麦トゥンミニアで作ったブジアーテの
口あたりの良さに思わず唸ってしまったくらいだ。
聞けば、ジャカローネ兄弟のお父さんは、シチリアでも有数の大きなパスタ会社で長年パスタの製造に携わってきた
「乾燥」のマエストロだとか。
原材料のセモリナも大事だけれど、乾燥パスタの場合、乾燥の技術もそれと同じくらい重要なのである。
そして、その原材料のセモリナにしても、カステルヴェトラーノのモリーニ・デル・ポンテから仕入れていると聞き、
その完成度の高さに大いに納得がいったのである。