価格:5,130円(本体 4,750円)
Marche:マルケ州、Urbino:ウルビーノの特産品「Crescia:クレーシャ」。
隣のロマーニャ地方で食される、Piadina:ピアディーナに似た薄焼きパンで、生ハムやチーズ、野菜など
好きなものを挟んで食べます。
ピアディーナが小麦粉・塩・Strutto:ストゥルット(ラード)・水を練って焼くのに対し、クレーシャはそこに
卵と黒胡椒が加わり生地もミルフィーユ状に層になっています。
王侯貴族が愛した贅沢品で、ルネッサンス期にこの地を治めた文武両道の君主、Federico da Montefeltro
フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ公爵が好んだ”食の贅”として知られた”卵”や”胡椒”を練り込んだ贅沢品
として生まれ当初は王宮内でのみ作られていたものが、次第にウルビーノの街に広がっていったものとされます。
もっちりとした小麦粉そのものを感じさせるピアディーナに比べ、クレーシャは薄く重なるミルフィーユ状のパリッと
した食感が連続するのが特徴で、加えて卵が入ることで生地の味わいがリッチになり、黒胡椒の香りも上品で
なるほど王侯貴族が愛した贅沢感が味わえます。
通常のクレーシャが30センチ程度の大きなサイズに対し、このクレーシャは20センチ程度の食べやすい
小型サイズで、正式名称は、Panarine:パナリーネとなります。
このサイズなら日本の食卓でも無理なくお召し上がりになれるかと思います。